読書のススメ 1冊目 全てに応用できる名著「フェイクニュースの見分け方」
おはようございます、こんにちは、またはこんばんは。ガッツ(@guts_0773)です。
今回書評するのは私が尊敬するジャーナリスト『烏賀陽弘道』さんの著書
「フェイクニュースの見分け方」
フェイクニュースの見分け方 (新潮新書) [ 烏賀陽 弘道 ] 価格:880円 |
です。
報道の信用度を判断するにおける指針となる名著
昨今、情報化社会化が進むにつれて様々な情報が飛び交うようになりました。
それに伴い
「情報の信用性」
という点においても多くの議論がなされるようになりました。
世界的には「ファクトチェック」ということが盛んに言われるようになり、日本においても公的な政党がファクトチェックのサイトを設けたりと
「報道の正確性が問われる時代」
となりました。
同著はそんな時代に情報の信頼性を自ら判断するポイントを、筆者の記者生活の経験をもとにわかりやすく実例を交えながらポイントを明示した著作で、非常にわかりやすい内容となっております。
私の実体験から見た同著
同著に書かれていることはニュース以外にも応用できます。
一例として同著から引用すると
ある言論に賛同する、信じるかどうかは、その「根拠」である「事実」だけに注意を払えばいい。
・フェイクニュースの見分け方 第二章より
という著述がある。
私が精神疾患(適応障害)を発症し、何度か会社とやり取りした際に管理職に言われた事に
「今はメンタルヘルス不調をカミングアウトしても許されやすい世の中となった為に、逆に通常社会で抱える程度のストレスを病と捉えてしまう傾向になっているのも事実である。」
ということがある。
私はこの言説に疑問を抱いた。
この言葉をそのまま受け取れば昨今の精神疾患患者の増加は、病気ではなく単なるストレスで、「本人の甘えのせい」とも受け取れるような発言だったからだ。
そして「事実だ」と主張する根拠となるデータや言論はもちろん提示されていない。
根拠が提示されてないということは、当人の一方的な思い込みや偏見の可能性もあり得る。
フェイクニュースの見分け方に基づき、根拠となるであろう言説やデータがないか自分の手で探してみた。
先ず精神疾患患者の推移を検索して確認したところ、厚生労働省のデータがヒットし、確かに精神疾患患者は年々右肩上がりで増えていた。
一方でいくら探しても
「通常社会で抱える程度のストレスを病と捉えてしまう傾向になっているのも事実である。」
という言説を裏付ける論文や著書は出てこなかった。
「精神疾患はただのストレス」を裏付けるものは見つからなかったが、ストレスが精神疾患にどれだけ影響するかという論説は山のように出てきた。
探し出したデータや確認した事実をまとめた私の結論は
「精神疾患患者の増加と『通常社会で抱える程度のストレスを病と捉えてしまう傾向になっている』という会社の管理職の言説に関係性はなく、事実に基づく裏付けのない偏見の可能性が高い。」
という事になった。
(ちなみに上記の言説をかかりつけの医師に言ったところ「医学の発展に対する冒涜だ」とキッパリ言われた。)
情報発信者にも必読な本
同著は情報の正確性を判断する為の指標を示す書となっておりますが、記載されている内容はそれのみに留まりません。
インターネットの登場によってSNSが普及した昨今、誰もが情報発信者になれる時代となりました。
誰もが気軽に情報発信者になれる状況の中で気をつけなければならないこと、それは読者や情報を見る人たちに
「如何にして正確かつ正しい情報を伝えるか」
です。
フェイクニュースを見分ける手法は裏を返せば
『自身が情報発信する際に正確な情報を伝えるために気をつけなければならない事』
でもあるからです。
そういった情報発信者、インフルエイサーにとっても必読の書といえます。
情報化社会においては必読の著
私の実体験から見ても同著は
『情報を受け取る側も発信する側も一度は読んでおきたい名著』
と言える。
自分の身近な小さな分野から、政治や世界情勢といった大きな分野まで全てに応用できることがたくさんある。
私は大事なところに付箋を貼り、線を引きながら読んでいたら厚みが1,5倍になってしまったほど、ブログでは書ききれないほど参考になる事が多かった。
価格も880円(2021年時点、税込)であるが、それ以上の価値があると実感している。
興味が出た方のみならず一人でも多くの方に読んでほしい。
フェイクニュースの見分け方 (新潮新書) [ 烏賀陽 弘道 ] 価格:880円 |
なお貰っていない、烏賀陽氏からも新潮社からも、一円も・・・。
ブログ再開と書評ブログスタートのお知らせ
おはようございます、こんにちは、またはこんばんわ、ガッツ(@guts_0773)です。
長らくブログを書いていませんでしたが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか?
私の方はうつ病発症から一年半がすぎまして、傷病手当金の受給期間も終わり、医師より
「就業再開をしても良し。再就職活動再開OK」
と許可が出まして先日ハローワークへ登録に行ってきたところでございます。
とはいえまだ寛解したわけではないく、治療も並行して行っている状態ですので、再就職までの道のりまではまだまだ長そうですが・・・。
書評ブログを始めます
で、約1年ぶりの投稿な訳ですが、タイトルにも有ります通り
「書評ブログ始めます」
なぜ今かと申しますと、うつの治療過程で集中する時間を増やそうと思って(鬱の時は集中力が低下する傾向があるので)本を読む時間が最近増えてきたんですが、この本を読むという行為が私の場合療養にプラスになることが多く、関係性は私の経験則になりますが寝起きが良くなったのと、寝る前に読書してから寝ると寝つきが良くなったのです。
もっとも、ここ最近読んでる本は病気克服のための精神疾患系の本が多いんですが、もともと読書は好きなので鬱を発症する以前は他のジャンルの本も読んでました。
で、どうせ本を読むのなら読むだけで終わらせるのは勿体無いということで、書評ブログ開始ということに至ったわけであります。
アウトプットの場としての書評
本を読んでいく中で、例えば同じ精神疾患の本でも(*私の目線からでは有りますが)役に立った物とそうでないものがありました。そしてただ一方的に読んで終わりよりも、アウトプットをしたほうが理解が深まるので、自分の理解を向かめる意味でも書評をやってみようと思った次第であります。
で、よかった本はもちろんよかった部分を紹介していきますが、役に立たなかった本も書評していきます。
「役に立たなかったものにわざわざ書評なんてしなくても良いじゃないか。」
と思われる方も多いと思いますが、こちらはわざわざお金を払って購入して時間を割いて読んでるのに、役に立たなかったという理由で何もしないでおくというのも、それはそれで読書好きな人間からすると勿体無いというか、悔しいのです。
それに今後同じような悩みを抱え本を探す人の参考になれば、役に立たなかったと判断したとはいえ読むのに費やした時間も無駄ではなくなるかと思えば、私のモチベーションにもなります。
なので、忖度無しで読んだ本はなるべく全部書評していきたいと思ってます。
更新は不定期
本を読む→評価する→ブログに書く、という行程になりますので更新は不定期になります。なるべく1週間に一回は更新できるように頑張り過ぎない程度に頑張っていく所存ですので、皆様今後ともよろしくお願いします。
No.164独焼鉄板をシーズニングしてみた
皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。
体調不良が続いていまして久しぶりの更新になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて今回ですがいつもと趣向を変えまして、アウトドア系のネタになります。
うつ病の療養も兼ねて最近キャンプに行きたい熱が高まっておりまして、その準備として道具を集めているんですがその一環でソロキャンパーとして人気のヒロシさん(@hiroshidesu0214)プロデュースのソロ用鉄板を購入しましたので今日はそのシーズニングの模様をお届けしたいと思います。
シーズニングとは?
鉄製品を買ったら行うならし作業のことで、表面に塗ってある錆止め等を落として油をなじませることで使用中の焦げ付きと保管中の錆止め目的で行う作業です。
鉄板のみならず鉄鍋なんかを買った時も行わなければいけない作業です。
以下やり方です。
*あくまで色々なサイトや鉄製品の注意書きを読んで実際に鉄鍋のシーズニングをやった経験を元にした自己流になります。購入された製品に書かれているやり方を参照し、やり方の一つとしてご参考ください。
*当然ですが火傷には十分ご注意下さい。
シーズニングを実際にやってみよう
①用意するもの
鉄板、中性洗剤、食用油
洗剤は中性洗剤を使うようにしてください。酸性・アルカリ性のものは鉄板が化学反応を起こしたりする場合があります。
②中性洗剤でよく洗って錆止めや汚れを落とす
しっかり泡立てた中性洗剤でよく洗って錆止め油や汚れを落とします
(鉄鍋等の場合はシリコーン系の錆止め剤を使ってることが多く、シリコーン系は加熱しないと落ちないので加熱前に必ず注意書きを読んで、どのような錆止めが使われているか確認してからシーズニングを行なってください。)
③空焼きして錆止めを完全に落とす
洗い終わったらしっかり濯いで洗剤を落とし、火にかけて十分に空焼きして錆止め剤を落とします。
(鉄鍋等のシリコーン系の錆止め剤の場合はここで鍋の内側の表面の色が変わるまでしっかり空焼きして錆止め剤を落とします。)
④水気を飛ばして食用油を塗って空焼き
水気を飛ばした後食用油を薄く塗って空焼きし、油を鉄板に馴染ませます。
(↑こういうのあると便利です。)
⑤野菜くずを炒めて鉄臭さを落とす
一度鉄板を洗い再度空焼きし、油を塗って野菜の皮等の野菜くずを炒めて鉄の匂いを移して、使うときに食品に鉄の匂いが移りにくくします。
(今回は大根の皮を使いました。)
ある程度炒めたら野菜くずを捨ててお湯で洗います。
⑥油を塗って空焼き→お湯で洗うを繰り返す
水分を拭き取り、火にかけて水気が飛んだら油を塗り暫く空焼きし鉄板に油をなじませた後
お湯で洗って余分な油を落として水気を拭き取り、再度火にかけ水気を飛ばした後油を塗って空焼きし油を馴染ませて、を何回か繰り返します。
(このとき洗剤を使うと馴染ませた油まで落ちてしまうので洗剤の使用は控えてください)
⑦鉄板が水を弾くくらいまで油が馴染んだら空焼き終了
↑油が馴染んでないうちはこんな感じですが
↑何回か空焼きを繰り返して油が鉄板に馴染んでくると水を弾いてくるようになってきますので、ここまで行ったら空焼きは終了です。
⑧もう一度空焼きし、油を薄く塗って完了
最後にもう一度空焼きし、水気を飛ばします。
鉄板が冷めたら最後に念のための錆止め防止も兼ねて薄く油を引いて、シーズニング完了です。
シーズニング後の注意点
洗う時は洗剤を使わない
使用後に洗う時も洗剤は使わず、お湯で汚れをふやかしてタワシ等で擦って落とすようにしてください。
鉄製品は繰り返し使っていると油が馴染んできてだんだん汚れもつきにくくなります。
終わったら必ず油を塗る
洗い終わったら空焼きし冷ました後、錆止めのために必ず油を薄く塗って保管してください。
いかがでしたでしょうか?
私が一人暮らしをしていたときに鉄鍋を使っていた時の手入れの実体験を元にした内容になりますが、皆様のアウトドアライフ、調理生活のご参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
口コミの信憑性について
皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。
先週の後半から低気圧の影響で倦怠感が酷くて何もできませんでしたが、ようやく落ち着いてきたので今日からまたボチボチ再開していきます。
今日のネタはタイトルにもある通り『口コミ』についての私見です。
現代における口コミの位置について
皆さんは口コミサイトって利用してますか?
私は正直言って当てにしてません。後述しますが信憑性が怪しすぎるので。
何故こんな話をするのかというと先日自営業者の知り合いから連絡があって、「口コミサイトに低評価付けられちゃってまいってるよ〜」という話になりまして「そんなこと気にするな」と言っておいたんですが、コンサルタントからも『対策やらないと取り返しのつかないことになる』って言われているみたいでだいぶまいっていた様子でした。
口コミサイトなんてあてにしてない私にとってはどうでも良い話なんですが、どうやらコンサルタント側には美味しい話みたいで、その時に話題になったのですが「口コミサイト専門のコンサルタント」なんてのも今ではあるみたいです(私からすればチョロい商売としか思えませんが・・・)。
インターネットとスマホの普及に伴って人の行動が「自分の足で探す」から「情報サイトで検索する」に移り変わっているので重要視されているみたいですが、家電屋時代に口コミサイトをみた友人から家電購入の相談を受けていた時の経験からすれば
『口コミに惑わされては行けない。信憑性は低い。』
というのが実体験からくる意見です。
以下いくつかの事例を踏まえながら解説していきます。
製品の口コミは分母を考えて判断しよう
家電屋時代に友人や懇意にしていただいていたお客さんから受けていた相談が
「この商品買いたいんだけどネットの口コミに欠陥があるって書いてる人結構いるみたいだけど大丈夫?」
「この商品ネットの評価あまり良くないけど買っても大丈夫かな?」
っていう
『口コミサイト等を見て評価の低さや、よくない口コミを見て心配する声』
が圧倒的でした。
まず
良くない内容の口コミが多い=欠陥品なんじゃないか?
という内容について。
これを当てにできない理由は二つです。
一つは本当に欠陥だとすれば今のご時世メーカーが即座にリコールに動いているという点です。
何年も前にリーコール隠しをしていて、結果事故が起きて謝罪に追い込まれ企業イメージを大きく下げたなんてニュースがありました。
そんな前例がありますので、企業というのはリコールや欠陥ということにはより敏感になっています。
なので本当に欠陥で製品の使用に支障が出るようなレベルのことなら、即座にリコールや改良が加えられます。なので口コミサイトに書かれる良くない内容で考えられるのは
「製品の個体差等でたまたま発生してしまっていることを欠陥のように感じてしまう」
という部分が大きいと思います。
そしてそれをさらに強調してしまっているのがもう一つの理由である分母の話です。
口コミサイトとか価格コム等の口コミ欄を見ていると
Aさん「この商品はこの部分がしょっちゅう外れる。欠陥ではないか?」
Bさん「私もAさんと同じ状態です。すぐ外れて困ってます。」
Cさん「私のも度々外れます。これ欠陥だと思います。」
みたいな、一人が言った意見に砂糖に群がるアリの如く賛同する意見が集中的に書き込まれるというのが多く、これだけ見ているといかにも欠陥かのように思えるかと思います。
ですがここで考えていただきたいのが最初に言った『分母』という部分です。
冷静に考えてみてください。
全国でその商品を買った人は果たしてどのくらいいるのでしょうか?
その商品を買った人のうち一体何人がその口コミサイトに書き込んでいるんでしょうか?
その口コミサイトに書き込まれた口コミのうちどれくらいの割合の人が欠陥だと書き込んでいますか?
こうやって順を追って考えていくと「欠陥だ」と言ってる人の割合はごく少数だというのがほとんどだと思います。
(たまに欠陥だって書き込みばっかりでその後本当にリコールになったとか、リコールにならなくてもモデルチェンジの時に変更になったなんてこともなくはないですが)
つまりごく一部のネットを見ている人が書き込んだほんの少数の意見が拡散されたりして、さも多くの人がそう感じていて、いかにも欠陥であるかのような印象を与えられているに過ぎないのです。
飲食店や医者などの口コミを見る際に気を付けたいこと
次に飲食店や医者など主に「人」であったり「サービス」の部分が評価に大きく関わってくる職種の口コミについてです。(前出の私の知り合いもこれにあたります)
正直この分野については全く当てにしてません。
何故ならこう言った分野の口コミはほとんどがその人の主観で書かれるからです。
主観で書かれるので「その人が行ってみた印象」として「良かった・悪かった」という判断がされるからです。
いくつか事例をあげます。
家電屋時代の体験談
家電屋時代で一番多かったのが価格交渉での場面です。
ある時価格交渉をしてほしいというお客さんの対応をすることになったのですが、そのお客さんの要望が
「価格comのサイトの最安値より安くしてなんて無理は言わんから、最安値と同じ値段にしてくれ」
というもの。
日本語として見てみても文章の前後でほとんど言ってることは変わりません。要は最安値にしろと言ってるのです。
もちろんそんなことをすれば大赤字になりますし、そんな要求には応じられませんでしたので断ったんですが(一時間粘られましたが)、その後会社のHPにあるご意見ホームから
「○○店のガッツと言う店員は対応が悪すぎる。お前のところは一体どう言う教育をしているんだ。お客様の要望に応えようと言う気持ちはないのか。」
と意見が送られてくる始末。
冷静に第三者の視点で見てみれば店側が応じられない条件を突きつけられて断ったのを、客が「要望に応えてくれない・不親切な対応をされた」と捉えて文句を言ったと言うのがわかると思います。つまりは客が自分の要望が通らなかったことに腹を立てて半ばイチャモンをつけているみたいなもんです。
これは正当な評価ではなく、単にワガママが通らなかったけれども何とか認めてほしくて騒いでいる子供と変わりません。
知り合いの美容師さんの体験談
知り合いの美容師さんが体験した話なんですが、ある日初めてご来店されたお客様を対応した時のことです。
一通りカットとヘアセットを終えて、お客さんも仕上がりに満足されて帰っていったそうですが、その後店長宛に電話がかかってきたそうです。
で、その内容と言うのが
「先日対応してくれた美容師さん、技術やセンスはいいんだけど目つきがキツくてカットしてくれている最中不快だった」
と言うもの。
ちなみに私が見た感想としてそんな印象は全く感じませんが、そのお客さんはそのような印象を受けたようでした。
これこそ主観丸出しの単なるイチャモンレベルの意見です。
自分が不快に思って気に入らなかったから文句言っただけでしょう。
そんな生まれ持ったものに対して文句を言われてもどうしようもありません。
「そんなことに一々応じなくてでいいよ。万人に受け入れてもらおうなんて無理な話だから。」
と言っておきましたが、それ以外言いようがありません。
低評価の長文のコメントほど主観が強い
この二つの事例を見ていただいてもわかると思いますが、大体文句を言ってくる人って自分と合わなかったり、要望が通らなかったことについて怒りの感情を覚えて、その感情の勢いに任せて意見を言ってる場合がほとんどです。
最初に出した知人の低評価のコメントを見てみましたが、長文で長々と「ここが悪い」「あそこが悪い」と書かれていましたが、私が見た限りではエコ贔屓抜きにしても客が自分の思い通りに行かなくて不満をぶちまけただけにしか見えませんでした。
試しに行きつけの居酒屋や病院の口コミも見てみましたが、同じようなものでした。
大体低評価をつけている人は長々と自分の思い通りにならなかったことを書いていて、最後は
「酷い店だ。二度と行かない。」
で締められていました。
要は自分の思い通りに行かなかったのを口コミサイトに書き込むことで自分の正当性を主張してみんなに認めてもらいたいのと、「自分と同じ目に会う人がなくなるように、みんなの為に書き込む」という今で言う自粛警察と同じような行き過ぎた正義感からくるものだと言う印象を受けます。
口コミサイト自体が信憑性が疑わしいものもある
何年か前にグルメサイトで
「広告費を払わなかったら店の評価を下げられた」
なんて内部告発(?)があって話題になりましたが、そう言った運営側の情報操作の部分があるのも信用できない理由の一つでもあります。
実際口コミサイトの高評価を信用して行ってみたらそれほどでもなくて、逆に評価の低いところに行ったら隠れた名店的な店だったなんてこともたまに聞きます。
店側も口コミにこだわりすぎるのをやめよう
世界中に人間は60億人、日本人だけでも1億2000万人いるんですから合わない人の一人や二人居て当たり前です。
お客さん全員から高評価を取ろうなんて無理な話です。それに本当に好きな人は他人がどう言おうが来てくれるものです。そう言った好きになってくれた人、ファンになってくれた人を大切にしていけばいいんです。
客側には選ぶ権利があるんですから、店側にもあったっておかしくありません。自分にできる限りのことをしてそれでも合わない客が居るなら無理して追う必要はないと思います。
客側の意識の向上も課題
客側も合わないことに対してグダグダ言うのをやめましょう。合わないんなら行かなきゃいいだけなんですから。
「自分が合わなかったからあの店は悪い店だ」なんて言いふらすなんて、ガキみたいなこともやめましょう。余計に恥ずかしいだけです。
他人の意見ではなく自分の実感で判断しよう
私が口コミサイトを信用しないのが以上の理由からで、要は
・分母を考えればわざわざ口コミサイトまできて文句をつけているのはごく少数
・低評価をつけている人は自分の主観と怒りの感情に任せて書き込んでいることが多い
・サイト側が操作している場合もあるので実際のところ行ってみるまでわからない
からです。
なので口コミサイトは
「こんな意見もあるんだなぁ」
程度の参考にするに留めておくか、見ないで行くことをお勧めします。
(*ですが明らかなボッタクリの情報は除きます。で、そう言った情報は口コミサイトよりもTwitterなどのSNSで検索した方が簡単に調べられますので、安全性と言う部分を調べるんだったらSNSで検索するのをオススメします。)
大切なのは他人がどうこうではなく、「自分がどうか」なんですから。
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
前澤友作氏を見ていて思い出すこと
皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。
ここ最近毎日の様にTwitterのTLに「前澤友作氏」のアカウントが流れてくるんですが、毎日毎日お金配りやっててそのせいみたいですね。
で、そんなお金配りやってて大量の人間が集まってくる構図を見ていたらちょっと思い出した人がいるので、今日はその人物と前澤友作氏について愚見をお話しします。
ランダム抽選でモノを配ってる人って前にも居ましたよね?
皆さん忘れちゃってるかもしれませんが、何年か前に自分のYouTubeチャンネルの登録者に毎日の様にプレステ4やらのゲーム機をプレゼントする企画をやってる人が居ましたよね?
そうです、YouTuberの「ヒカル氏」です。
あの時もゲーム機欲しさに多くの子供がチャンネル登録しまくって(もちろん動画が面白くて登録してた子も居たとは思いますが)、毎日の様に応募しまくってましたよね?
なんだか前澤氏のお金配り見てるとそれを思い出してしまうんですよね・・・。
一応本人は
「ベーシックインカムの実験を僕がやっているんだ」
って言ってますけど、それならそれで突っ込みたいところは山ほどあります。
実験って言うならそのやり方はどうなの?
そもそも前澤氏のお金配りは前々からありましたが、どれも限定的だった気がします。
お正月のお年玉企画はSNSのフォロワー数がある程度いて知名度のある人間が多く一般人にはほとんど当たってないとも聞きましたし、ひとり親の現金配布についても応募しようとしたら条件があって応募できなかったって話も聞きました。
ひとり親については5月10日に基金を設立され今後も継続されて行く様ですが、基金設立から4ヶ月が経とうとしていますが、今だに何も動きがありません。毎日毎日Twitterで自分のフォロワーにお金を配ってるだけです。
本当にやる気があるのか疑わしくもあります。
今回のTwitter企画は完全なランダム抽選みたいですが、当選確率が「1/100万」ってとんでもなく低い数字ですよね。下手な宝くじと変わらない気がします。
そして「ベーシックインカムの実験」と言うのなら何故毎回毎回ランダムなのでしょか?
そもそもベーシックインカムの定義というのが
「政府がすべての人に必要最低限の生活を保障する収入を無条件に支給する制度」と定義される。つまりは、政府からタダで毎月もらえるお金だ。
生活保護や負の所得税(ネガティブ・インカム・タックス:ある所得の水準に達していない人に対して税を還元する仕組み)などの他の社会保障との違いは、貧困対策ではないため、給付条件はなく誰でももらえるということ。
無条件で支給することによって社会保障制度をシンプルにし、行政上のコストを削減する。同時に、無条件という特徴は受給者に「政府からの施し」という劣等感を感じさせないという利点もある。
共産主義的な施策とも違う。所得の再分配制度の1つではあるが、あくまで支給されるのは生活に必要な最低限度額のみ。足りないと思う人が働いて稼ぐのは自由であり、市場の原理も残っている。
ベーシックインカムとは何か? なぜ、いま議論が盛り上がっ ...www.businessinsider.jp › post-33696 より
と言われています。
要は
『無条件でもらえる必要最低限の生活を送るためのお金』
と言うわけです。
これに前澤氏の施作を当てはめて考えたらどうか?
1000万人を超えるフォロワー限定で、毎日ではあれどランダムで10人。
金額も10万円。人にもよりますけど国保と年金、住民税と携帯代や光熱費払ったらいくらも残らないので、ベーシックインカムと言うのならもう少し金額が要るのでは?
ベーシックインカムの実験と言うなら毎日のランダム配布ではなく、応募条件を定めて募集をかけて上で対象の人数を定めて、期間を決めて毎月定額配布の様に行うべきでは?
どう言う意図で10万円と言う金額を決めたのかは知りませんが(多分国の給付金をそのまま何も考えずに採用しただけだと思いますが)、庶民感覚から行けば一月最低限の生活をしようと思ったら15万円は最低必要だと思います。
「お前の言ってることやってたら前澤氏が破産して、この企画が今後二度とできなくなるわ。この企画に応募してる人間の気持ちも考えろ」
と言われそうですが、お金に困っているからこそもっと当事者のニーズにあった金額が、より多くの人に届くようにするべきですし、やるからには前澤氏もそれなりの覚悟を持ってやってほしいと思ったから書いた次第です。
本心はどうなのか?
この施作には賛否両論ある様です。
コロナや様々な要因によって貧困に陥った人が大勢いる中では、数少ない希望としてありがたがってる人も多くいるでしょう。
一方で「フォロワー」で「10人」に「10万円」と言う条件から
『承認欲求を満たすためだけにやっている』
『売名行為だ』
『フォロワー増やしたいだけでしょ』
なんて辛口なコメントもあります。
『頭の中:皆さんが好きなことを仕事にして楽しく働けますように。ベーシックインカム→お金のない世界→世界平和』
と書いてはいますが、果たしてこの限定的なお金配りでそれが実現できると思っているのか、私は疑問に思っています。
選択肢は色々ある
上記の理念を達成しようと言うのなら、別にTwitterのフォロワーさん限定で毎日10万円配るなんてことしなくたって実現する方法なんていくらでもあると思います。
アメリカやヨーロッパのお金持ちみたいに基金や財団を設立したりして困ってる人にお金がいくようにしたって良いですし(前澤氏は設立はしても今のところ何もやってませんが)、自費でひとり親家庭の子供限定の全寮制で学費も低額の学校を設立したって良いと思います。
世界平和と言うのなら貧困をなくすことが一つの課題だと言うのは私も賛成ですが、そのための手段としてTwitterでのお金配りというのはあまりにもお粗末な気がしてなりません。
前澤氏ほどのお金持ちならそんな場当たり的なことではなくもっと抜本的なことに目を向け、動いて行くべきではないでしょうか?
ヒカル氏の二の舞にならないことを祈る
最初に出したヒカル氏がその後どうなったかは、まだ皆さんも記憶にあるのではないかと思いますが、人気が出た後仮想通貨VALUの売買騒動で購入者の多くに損失を与え、謝罪・活動休止に追い込まれました。
前澤氏が今後どのような活動をして自身の理念を成就させて行くのかはわかりませんが、間違った方向に行かないで欲しいというのはもちろんですが、10年経っても相変わらずお金を配ってるだけなんて進歩のないことだけは避けてほしいと願うばかりです。
世界平和なんて大きなことを掲げているのなら、それに見合う変革を起こせるような大胆なことをしていただけることを期待します。
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
ホリエモンの学校教育に関するYouTube動画に賛同します
皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。
昨日YouTubeを見ていたらホリエモンの学校に対する動画が私の主張に結構近いものがあったので、今日は学校についてちょっと書きます。
*本題に行く前に断っておきますと私はホリエモンこと堀江貴文氏については「起業」だったり「経営」の部分には賛同する部分が多いですが、「政治」の分野については賛同しかねる部分が多いので「賛同」する文章と「反対」する文章が混雑する場合があります。ご了承の上お読みください。
ホリエモン動画とドラゴン桜2
話に入る前に当該動画を先ずはご覧ください
兵隊を育てていた時代から変わっていない学校教育をアップデートすべき【将来の夢なんか、今叶えろ。】
この動画と私が愛読しているドラゴン桜2の9巻に出てきた
「学校教育の成り立ち」
が、ほぼ一致していました。
大まかに説明すると
⑴日本の教育の転換期が明治維新の頃にあり、経済成長と富国強兵の実現のために学校が厳しく教育する場となった
⑵さらにその後何度も戦争になったことにより学校を学ぶ場から鍛えて育成する場に変更になった
⑶戦争が終わった後も高度経済成長等一定水準の人材が大量に必要な背景もあり、時代が変わっても相変わらず学校は厳しく鍛える場であり続けた
と言う内容です。
私がいつも言っている
「学校は時代遅れだ」
と言っている理由もここにあります。
「様々なことが多様化して目まぐるしく変化し続ける現代にこんな古臭いシステムは要らない」
学生時代に感じた違和感
ここからはちょっと私の話です。
私が学校に疑問を持ち始めたのは中学の時でした。
小学校まではテストの点も通知表の成績も特に何も言われなかったのに、中学に上がった途端に
「テストで一点でも良い点とって上にいけ」
「提出物きっちり出して授業でもちゃんと発言して内申点を上げろ」
と親のみならず、周りの友人もそんな雰囲気を出し始めました。
特に三年生になるとそれは顕著になり、とある友人なんかは
「内申点上げるためにバンバン挙手をする」
「内申点上げるために英検、漢検など受けられる資格試験はバンバン受けて、取る」
と内申点を上げるために努力してました。
私にはそれが不思議でなりませんでした。
何故理解できてることを手を挙げて
「私それ理解してます。答えわかります。ちゃんと勉強してますよ。」
ってアピールする必要があるんでしょうか?
わかってるかどうか、理解してるかどうかなんてテストで良い点とって証明すれば良い話じゃないですか?
なのに何故授業で頑張ってるアピールしないと内申点が上がらないんでしょうか?
これじゃあどう考えても
『教師の評価を上げて内申点上げるために勉強している』
ようなもんじゃないですか?
今になって考えても、この中学時代は異常だったと思っています。
と言うのも高校や大学では手を挙げなくても出席番号だったり日付だったりで問答無用で当てられますし、内申点もほぼテストの成績で決まります。
なのに何故か中学はテストの点数と、提出物をきちんと出せたか、積極的に挙手をどれだけしたかなど授業でどれだけ頑張ってるアピールできたかで内申点が決まります。
これって悪い言い方をすればどれだけ教師に媚を打ったかで成績が決まるようなもんですよね?
それって果たして教育の評価システムとして正しいんでしょうか?
答えはブラック企業時代にあった
何故そんな教育が教育としてまかり通っているのか?
その答えが自分なりに出せたのは手取り14万円のブラック製造業時代でした。
ブラック企業時代の上司は普段の会話からして学生時代は絵に描いたような「エリート」だったんだなぁこの人はと思わせるような人だったんですが、気持ち悪いぐらいに学校教育が唯一絶対の正解だと思って仕事をしているような人でした。
上から与えられたことはどんなことでもきっちりやる、普段から1分一秒でも早く作業を終わらせようと努力している人で
「とにかく頑張って、アピールをしなさい」
「結果を出さないと会社に評価されないよ」
なんて中学時代の友人みたいなことを言うのは日常茶飯事、日によっては
「あいつを見てみろ、あんなに努力してるじゃないか。あいつを見習え。」
なんて学校の先生みたいなことを言い始める始末でした。
で、こんな人だったんですが会社からは高評価を受けていて部長職を与えられてました。
ブラック企業時代に
と言うことを悟ったと言うのは前にも書きましたが、この時中学の友人とこのエリート上司が重なったことから悟ったのが
「学校ってのは人間を社会に出て組織に属した際に問題なく働ける人間にするための、いわば『人間社畜化機関』なんだ。」
と言うことです。
そうやって考えれば中学で教師に媚売らないと内申点がもらえないって構造も納得が行きました。
つまり会社の言うことはどんなことでも疑問を持たず取り組む、会社の意図することを汲んでそのために努力する・疑問を持たず取り組める人間(=社畜)の養成のためです。
ゆたぼんと高校の友人と一月万冊
私が学校=人間社畜化機関と言うことに気付いてから思い出した人間や最近新たに感心したことがいつかありますので順番に紹介していきます。
①ゆたぼん君の感性と学校
私が学校を「人間社畜化機関」だと気づいた時に思い出したのが不登校YouTuber「ゆたぼん」君です。
当時不登校の小学生がYouTube始めて「死んだらあかん」って連呼してて世間からは
「学校に行け」
「甘ったれるな」
って世間から叩かれまくり、挙句お父さんの評判が良くなかったのもあって
「お父さんの操り人形でかわいそう。不幸な子だ。」
とまで言われたあの「ゆたぼん」君です。
当時彼が不登校の理由の一つとしていた
「宿題やりたくない」
ってのは
「それは単なるわがままやん。」
って思ってましたが、一方で彼の言ったとある一言は非常に印象に残ってます。
それは
『クラスのみんながロボットに見えた』
と言う一言。
本人がどういう意図で言ったのかはわかりませんが、私の「学校は人間社畜化機関だ」と言う主張からするとこの一言はなかなかに鋭い視点の一言だなあと思いました。
そりゃ人間を個性とかを殺して社畜にしようとしている場所なんだからそう感じる子がいてもおかしくはありません。
こう言う視点で見るとゆたぼん君って実はすごい感性の持ち主なのかもって思えてきました。
②高校の友人の内申点
高校の友人の話なんですが、ある時美術の先生から呼び出されて
「お前はなんでこんな偏った絵ばっかり描くんだ。お前の感性はどうなってるんだ。」
と叱られたそうです。
友人ははっきり言ってしまえばグロテスクな表現を好んでまして、作品にもそういう傾向が顕著に出ていまして、美術の担当の先生からすれば
「こいつの感性は理解しがたい。どっかおかしいんじゃないか?」
となったみたいで、呼び出しの上でお叱りになったみたいです。
(ちなみに彼の美術の内申点は5段階評価で1でした)
で、これに対する友人の反応が
『うるさい。お前が俺の美的センスを理解しとらんだけじゃ。』
と一蹴したそうです。
これ以降も彼は相変わらず自分の好きな表現を描き続けましたが、この一件以降美術の成績は1から3に上がりました。
ここからわかることは内申点ってのは成績をつける側である教師のさじ加減一つで決まってしまうと言うことです。
もっと言ってしまえば自分の理想の生徒像に近い子には高い内申点が付くし、そうでない子は何をやっても内申点は上がらないと言う現実です。
逆をついて言うなら生徒が内申点を上げようと思ったら、教師の好みを探ってそれに近づくように行動すれば良いわけです。
社畜が会社のために自分を殺して馬車馬の如く働くように・・・。
③一月万冊から
先日いつも見ている一月万冊さんで取り上げていた時事ネタの中で
「日本人は忖度する文化を色んな機会で植え付けられている。」
って内容がありました。
内容的には安倍政権が何故こんなにも長く続いたのかって内容をフリージャーナリストの烏賀陽さんと話していて、結論としては
「官僚は愚かマスコミも、そして残念ながら我々国民もみんな忖度したからだ。」
とのことでした。そしてその原因が先にあげた
「日本人は忖度する文化を色んな機会で植え付けられている。」
と言うものでした。
これを聞いて思ったのが先ほどから言っている
がまさに忖度だなぁと言うことです。
教師の意図や好みを汲み取り、それに合う答えを提供するなんて忖度以外の何物でもありません。そりゃそんな訓練(?)を幼い頃からやってりゃ自分でも気づかないうちに忖度しててもなんの疑問もありません。
まさに国家のための奴隷です。
学校制度を変えていこう
話を最初に戻すとホリエモンは動画の最後にそんな現状を打破すべく作った、自身の主催するZERO高等学院について紹介していましたが、ホリエモンに関わらずそう言った既存の学校制度に疑問を感じ独自の学校を作る動きは広まりつつあるようです。
例えばニコニコ動画でお馴染みのドワンゴはネットと通信制高校の制度を利用した新しい学校である『N高等学校』というのを立ち上げて運営しています。
前出の一月万冊では今後現代社会で生きていくために海外メディアから情報を仕入れたり、個人で稼ぐことを早いうちから学ぶことの必要性等様々なことを動画内で盛んに提言しています。
何故こんな風潮が起こっているのか?
散々言っていますが学校が現代社会において役に立ってないからです。
明治維新の頃からなんら変わらないシステムのまんまなんですからそりゃ当たり前です。明治維新からもう150年以上経ってるんですから、良い加減学校も時代に合わせて変わっていくべきです。
まず真っ先にやるべきことは、教師のさじ加減一つで成績が決まり、忖度体質を植え付けるような
「内申点制度をいますぐ廃止すること」
です。
そして教師が言ったことをひたすら覚えるだけの『上位下達』の『一方通行』の教育を辞めて、多様性を認め様々な意見があって良いことを前提に色んな意見を出し合う『討論(ディスカッション)』の時間を増やして
『考える力』を身につけさせること
です。
個人でも必要なことは取り入れていこう
ですが、学校が変わっていくには時間がかかります。古い頭の役人どもと戦わなければいけませんし、制度が変わっても現場に定着するまでには時間もかかります。学校制度を変えていくように働きかけて行くことも必要ですがそれまでに私たちができることは、役人任せ・学校任せにはせず、小学生くらいなら必要に応じて親が独自に教えてあげるとか、中高校生くらいの子だったらネットで普段見ない視点の記事や動画を見るなど、最新の情報や新たな物の見方を身につけるだけでも違ってきます。
学校に拘らず必要なことは自身の手で取り入れて行くことが今必要とされていることだと私は思います。
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
なお、受け取っていない・・・・・・・。
ホリエモンからも、ゆたぼんからも、一月万冊からも、一円も・・・・・・・。
下手な実用書を読むくらいなら三田紀房漫画を読め
皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。
今日はタイトルの通りです。
まだまだコロナが怖くて気軽に外出できない世の中ですので、気になるものがあったら読んでみて下さい。
*「ドラゴン桜」は個人的には単なるお受験漫画感があるので今回は外しました。
エンゼルバンク
転職の漫画で、私が最初の会社が半ば倒産状態になって転職活動していた頃に連載していた漫画です。
もちろん転職活動に際してもフル活用させていただきまして、無事内定をとることができました。ですが今読んでも気付かされることも多い漫画なので、転職以外の視点からも読んでほしい漫画です。
どう言う点かと言うと
「普段テレビなどのマスメディアが報じないような視点のネタが多い」
と言う点です。
一つ挙げるとすれば、タイムリーなものですと
『分母で考えろ』
と言う一文です。
今で言えばコロナウイルス。
連日「今日の東京は何人感染者が〜」「PCR検査が〜」「保健所が〜」ってどのテレビ局のニュース番組を付けても報道してますよね。
SNS上では
「日本の対応は酷い。政府は国民を救う気がないのか。」
「世界的に見ても日本は封じ込めに成功している。パヨクは黙ってろ。」
なんて論争が飛び交っている状況です。
この問題だって分母(検査数)を考えればまた違った論争ができます。日本のテレビでは徹底して分母を言いません。一方で海外では分母は当然のように報道されています。この隠されていない分母の部分がわかれば他国と比べて日本はどうなのかと言うこと、日本がどうするべきなのかの議論もまた違う方向になります。
こう言った一見転職と関係がなさそうな視点から転職に関連づけて描かれている漫画がこの「エンゼルバンク」なのです。
また転職の中の一つの選択肢として『起業』についても描かれています。
これもタイムリーな話題といえるでしょう。
コロナ不況での解雇や倒産は今後ますます増えていく可能性があります。
そう言った時にもこの漫画は多いに参考になるかと思います。
インベスターZ
これは一言で言えば投資の漫画です。投資というと皆さんどんな印象を持ちますか?
「怖い」「成金のやることだ」「金の亡者」
とか、正直あまりいい印象は持っていないのではないかと思います。
と言ってもこの漫画はそう言うイメージを払拭し投資を促すような漫画ではありません。
主人公の中学一年生の財前くんは最終的には大幅に増益を収めますが、途中でちょいちょい失敗して損失を出します。決して投資が危ないものでない、みんなバンバンやろうと言うような漫画ではありません。
私はこの漫画は一つには
「これからの時代はリスクをとることを恐れてはいけない、リスクとうまく付き合っていかなければいけない」
と言うことを言っている漫画だと思っています。
これは投資だけに限ったことではありません。すべてのことには少なからずリスクは存在します。そう言った「リスクとどう付き合って行くか」と言うことをテーマにした漫画であり、リスクということが一番わかりやすいのが投資だったから取り上げたと言う部分が大きいでは?と私は思いました。
もう一つこの漫画を読む際に気を付けてほしいのが
「経営者の視点」で見てほしい
と言う点です。
と言うのも投資に絡んで企業研究ということが出てくるのですが、そこには経営者の立場で見てみると我々の生活にとってもプラスになるようなことが数多く出てくるからです。
この2ページなんかまさにそうなんですが、皆さん読んでて「ギクッ」とくることありませんか?
私は正直いっぱいあります。
それは自分自身についてでもありますし、過去に所属した企業についてもです。
「あの時行動していれば」
「あの時会社はあんなこと言っといて結局やってないじゃないか。やってたらこんなことにならなかったのに。」
って思うことがいっぱいあります。
この2ページだけでも十分に読む価値はあると私は考えています。
ドラゴン桜2
ドラゴン桜の続編なので基本は受験についてなんですが、この漫画も受験以外の別の視点から読んでほしい漫画です。
それは『「学校」というものが何なのか』『教育とは何なのか』という視点です。
皆さんは学校の教育内容・カリキュラムに疑問を持ったことはありませんか?
何で事故も起きて危険だと言われているのに、未だに暑い時期に運動会をやり、組体操を辞めないんでしょうか?
子育てをしている方は学校等から「お宅の子は他の子に比べて〜」って言われて、「何でそんなことをいう訳?」って思ったことはありませんか?
他の子と比べてどうこうなんて子供の成長にどう関係があるんですか?
他の子ができることが自分の子ができないがおかしいって言うのは、どう言う根拠があるんですか?
この2ページを見てどう思いますか?
これでも皆さんは何の疑問も持たず学校の言うこと、世の中に溢れかえっている『常識?』に従って子供を育てますか?
過去の記事でも私はずっと言ってきましたが、時代は刻一刻と変化し続けているのに世の中に溢れ変えている『常識?』や慣習は疑われることなく、ずっと変わっていません。
価値観や生き方が多様化して変化し続けているのに、どうして学校や企業は変わらないんでしょうか?
ドラゴン桜2はまだ連載中の漫画なので、この先どう言う展開になってどんな新しい視点が描かれるのかが楽しみな漫画でもあります。
番外編:アルキメデスの対戦
こちらは歴史IFの漫画になります。
なので本編は「あの時こういう展開があったら」と言うものが多いんですが、注目してほしいのは物語の途中途中で出てくる『交渉』の場面です。
舞台が第二次世界大戦前になりますので、開戦するのかどうか紙一重な交渉が続く時期なのですが、その中で主人公櫂直が開戦を阻止すべく海軍やアメリカとも交渉して行く『交渉術』は我々が社会活動をして行く中でも得るものが多いと思います。
三田漫画は考えながら読むとより面白い
いかがだったでしょうか?
ここまで読んでいただいておわかりいただけたと思いますが、これらの漫画はメインテーマを掲げながらも随所にメインテーマに付随する形で、様々な社会問題が提示されています。
そう言った問題を探し、それについて考えながら読むのも三田作品を楽しむ一つの方法であり、私がお勧めする最大の理由です。
興味の出た方はぜひ読んでみて下さい。
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長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
なお、受け取っていない・・・・・・・!