ガッツの徒然日記

不定期で日々思ったことを徒然と書き綴ってます

うつ病を発症した時の話

皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。

3月半ばにうつ病を発症して翌月仕事を辞め(半ばコロナ解雇ですが)、約4ヶ月治療に専念してきましたが、最近ちょっとずつではありますが良くなってきた手応えがあるので、これから暫く『うつ病』について、私の体験談も交えて書いていこうと思います。

と言うわけで今回はうつ病発症までの経緯と、「こんな症状が出たら休め」と言うことについてです。

改めて「うつ病」ってどんな病気?

うつ病で検索すると色々なサイトが出てきますが、ここではメディカルノートの記述を参照にさせていただきます。

うつ病とは、気分の落ち込みや喜び・興味の減退などの症状が長い間持続し、日常生活にも支障をきたすようになった状態を指します。気分の落ち込みを感じることは誰にでもあることですが、うつ病では時間を経ても気分が晴れることがなく、強い抑うつ感が続くことになります。

(メディカルノート「うつ病について」より) 

 わかりにくいかと思いますので私の体験からお話しすると

 何もやる気が起きなくなり、ことあるごとにネガティヴに考えてしまって毎日が辛い

と言う感じです。

うつ病と言われるとメンタの部分の病気だと思われがちですが身体にも影響が出てきます。

またもメディカルノートからの参照ですが、よく言われる症状として

うつ病になると、気分の落ち込みや喜び・興味の減退などの症状が長い間持続し、日常生活に悪影響を及ぼすようになります。具体的に生じうる自覚症状としては、抑うつ気分、今まで好きであったものに対して楽しさを感じることができない、集中力が続かない、不安を感じてイライラする、などがあります。

他人からわかる変化としては、見た目に元気がなく表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、といったものが挙げられます。

うつ病では身体症状も現れます。たとえば、食欲がない、体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛・肩こりがする、口が渇く、などの症状です。身体症状から始まるうつ病もまれではなく、「抑うつ気分になるのがうつ病である」といった固定観念を持たないことが、病気の早期発見につながるでしょう。

(メディカルノート「うつ病について」より )

 と言ったものが挙げられます。

私の場合ですと

・それまで聴いてた好きな音楽が聴けなくなった

・趣味のモノづくりをやろうとする気力がなくなった

・食欲*1がなくなり、同じものばかり食べるようになった

・仕事でケアレスミスが増えた

・仕事に行くのが嫌になった

・夜寝れなくなった。寝れても眠りが浅くすぐ目が覚めてしまう。

・朝目が覚めてから布団から起き上がるまで30分以上かかるようになった

・何をやっても気分が上がらない

・末期の頃は突発的に吐き気に襲われるようになった

と言ったことが挙げられます。

かかりつけの心療内科の先生に言ったら

『典型的な仕事が原因と思われるうつ病だね』

って言われる始末です。

そもそもの始まりは?

もちろん初めからこの症状が出たわけではありません。

私の場合おかしいなぁと思って心療内科に行くようになったが、『うつ病』と診断される2年前でした。

その時は仕事がべらぼうに忙しくって、月の残業が42時間超えるか越えないかのギリギリな毎日を送ってました。

しかも当時の会社が完全週休二日ではなく、初めて医者に行く前の月は6日しか休みがありませんでした。

その時に出ていた症状が

ケアレスミスが多い(集中力の欠如)

・仕事中時々吐き気がする

・なかなか寝付けず、寝れない

・何をやっても気分が落ち込んだまま

と言ったもので

『あれ、これってうつ病の症状に似てるなぁ』

と思ったのが病院に行くきっかけでした。

最初の診断は「うつ病の入り口」

いざ行こうと思うとなかなかに怖かったですが(うつ病と言われるのが怖かったので)、思いきって病院に行き、医師の問診の結果言われたのが

うつ病まではまだ行ってはいないですが、うつ病の入り口には来てますね。このままだとうつ病発症する危険性はあります。』

とのことでした。

最悪の結果は免れましたが治療は必要とのことでしたので、その日から睡眠導入剤と軽めの抗うつ薬の処方が始まりました。

仕事はしてても良いとのことだったので、仕事をしながら投薬治療と通院によるカウンセリングを月2回行ってました。

幸いなことに通院するようになって暫くして仕事の忙しさも治まり、定時で帰れる日も増えたのもあって一時はだいぶ回復しました。医師からも

「この状態が続けば通院頻度減らしてもいいかもね。」

と言われるような状態でした。

ところが事はそう上手くいかなかった

喜んでいたのも束の間、また仕事が忙しくなりました。

仕事量が増えたために残業が増え、忙しさもあってミスもまた増えてきてしまいました。追い討ちをかけるかのように部署長からミスに対する叱責も日に日に多くなってきました。どうにかこうにか医者と薬で騙し騙しやってお盆休みまではなんとか乗り切りました。

「お盆休みでしっかりリフレッシュしたしまた休み明け頑張ろう」

と休みの最終日に会社の寮に帰ったんですが、どうにもおかしい。

頭痛はするし、吐き気も酷いわで、ちょうど医者に行く日でもあったので行って先生に相談すると

「それ適応障害の可能性があるね。明日の朝も症状変わんないならもう一回来て。診断書出すから。少し仕事から離れて休むことを検討した方がいいよ。」

と衝撃の診断が。

 

ここでちょっと適応障害について説明しておきます。

既出のメディカルノートによると

適応障害とは、生活の中で生じるさまざまなストレスにうまく対処することができず、抑うつや不安感などの精神症状が現れて日常生活に支障をきたす病気のことです。

(メディカルノート「適応障害について」より)

とあります。現皇后雅子様や一部の政治家なんかがかかったことでニュースにもなった病気ですが要は

環境等の自分の置かれている状況が自分に合わなくて、そこからくるストレスが原因で様々な身体症状等が起こる病気

だと思っていただければ結構です。

僕の場合今にして思えば仕事内容と自分の性格等が合っていなかったのが原因でした。

そしてこの適応障害ですが放っておくとうつ病に発展することもあるとのことで、私の場合も多分そのパターンでした。

 

翌朝ちっとも症状が治ってなかったので医者へ。

適応障害』と診断され、一ヶ月の休職の診断を受けました。

会社のとんでも対応

これは以前の「#手取り14万円時代のアホ上司5選」に書いたことですので詳細は割愛しますが、よりにもよって会社側はこの診断書を突っぱねました。

休むのを突っぱねられてしまっては有給で休むこともままならないので仕方なしにその後もそのまま働き続けました。

医者にこのことを言ったら

労働基準法違反やぞ、それ。そんなブラック企業辞めることも検討した方がいいよ。」

と言われる始末。

今にして思えばとっとと辞めとけば、うつ病になるなんて最悪の事態は避けられたのにと思いますが、当時は色々とあってもうちょっと働こうと判断してしまいました。

当時それまでの時代遅れな上司から物分かりのいい現代的な上司に変わったばかりで、うちの部署の仕事がわかるのが私だけなのもあって

『辛かったら遠慮なく休んでいいから、残ってくれないか?』

と言われたので、

『そう言ってくれるなら無理しない範囲でもうちょっとだけ頑張ってみよう。』

と思い、留まることにしました。

今にして思えば会社よりも自分の身体の方を取るべきでした。

前にも書きましたが、社員を大事にするどころか使い捨てにするような会社でしたから。

トドメを刺したのは部署異動

その後は新しい上司とうまくやりながら過ごしていたんですが、ある時会社から人事異動に関するアンケートがあって、相変わらず部署長には怒られ続け、前の時代遅れ上司も時々来ては小言を言われ続ける日々が続いて、病状も平行線で回復する兆しが見えなかったので

『環境を変えれば少しはマシになるかなぁ』

と思い

「機会があれば異動したい」

と回答。

その三ヶ月後、とある部署が立て続けに人が辞めていって人手不足になったので私に異動辞令が出ました。

最初の二ヶ月ぐらいは何とか仕事を覚えてあたふたしながらもやっていましたが、その後はちょっと伸び悩み作業ペースが上がりませんでした。

で、運の悪いことにそこの上司が厳しい上に

「日々向上できないのは気合が足りんからだ。お前の気持ちが弱いからだ。」

って言う、別のタイプの時代遅れ上司。

成長のスピードなんて人様々だし、大体入って三ヶ月そこそこで一人前に仕事しろってのが無理な話です。

でもそんな事は御構い無しで、異動前以上に毎日ガンガンに怒られて

日に日に食欲はなくなり

日に日に寝れなくなり

日に日に朝起きれなくなり

日に日に仕事中に吐き気がする

ようになってきました。

で、ある日いよいよ朝から猛烈な吐き気に襲われてとてもじゃないが仕事ができる状況ではないので会社を休んで医者へ。

そしてめでたく(?)『うつ病』と診断されました。

退職するまで

適応障害の時は診断書を突っぱねられましたが、今回は突っぱねるどころか

『今のお前の勤務状況考えると、仮に治ってもまた再発する可能性もあるし、仕事のレベルを考えると正直会社に貢献してるとも言い難いから、進退を考えろ。』

と遠回しながらも退職勧告をしてきました。

まぁ会社とは前々から意見の食い違いやら何やらで度々衝突してましたから、会社も機会あらば私のことを切ろうと機会を伺ってたんでしょう。

もうここまでされて会社に残る気は一ミリもなかったので翌日に辞表を提出し、一ヶ月後に退職となりました。

 こうなったらとにかく休もう

ここまで読んでいただいてどうでしたでしょうか?

私の場合

『性格と仕事内容が合ってなかったのに無理をして仕事を続けていた事』

うつ病の原因でしたが、それに気づく以前に

・趣味に対してやる気がなくなってしまった

・寝付けない、身体的原因もなく吐き気がする

と言った

『私生活での異常や仕事に影響が出るほどの症状』

が出た時点で原因と思われるものから離れて休養すべきでした。

多分この記事を読んでる方の多くは同じようにうつ病等の精神疾患を罹っている、あるいは疑いがある方が多いと思いますが、どうかそう言う方はこんなご時世ではありますが思い切って休む事を強くお勧めします。

今回の私の体験をみてもわかると思いますが、治療や休養は早ければ早いほど良いです。

どうか私を反面教師として同じようなことにならないようにご自愛ください。

 

次回は辞めてから今日までの経過の推移と「良くなってきたかも?」と思った出来事などをお話ししようと思います。

 

長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

*1:ここで言う食欲とは『食べたい』と言う気持ちではなく「あれが食べたい、コレが食べたい」と言う欲求のことになります