イソジン騒動について思うこと
皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。
今日は昨日の続きを書こうと思ってましたが、昨日の吉村大阪府知事の発言に端を発するイソジン騒動があまりにもアホらしかったので、それについて愚見を述べたいと思います。
マスコミに踊らされるな
経緯を知らない方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんので簡単にことの経緯を説明すると、昨日8月4日(火)の大阪府知事の会見で
・大阪府と大阪市・府立医療センターが殺ウイルス効果のあるうがい薬でうがいをしたら唾液検査での陽性率が下がった
・「薬事法(現・医薬品医療機器法)上、効果があるとはいえない」とした上で、「(殺ウイルス効果のある)『ポビドンヨード』を含むうがい薬は『イソジン』などとして市販されているので、うがいを励行してほしい」
と呼びかけ
この放送後1時間もしないうちにイソジンが全国の多くの薬局で完売し品薄になり、案の定ネットで高額で転売される。
というのが大筋です。
しかもこの件ですが一夜明けた今日8月5日(水)には
・厚労省が「現時点で効果があるというには時期尚早ではないか」と発言
SNSでも
「口の中を殺菌性のある薬でうがいして検査すれば口の中のウイルスが減るのは当たり前」
「陽性でもうがい薬でうがいした上で検査いたら偽陰性となってしまうのでは?」
とツッコミが出ています。
また各種メディアでも取り上げられ専門家も交えて議論がなされましたが
・常在菌も殺してしまう上にアレルギーのある人もおり巣用には注意が必要
・妊婦さんなどは胎児にリスクとなるある可能性ある
・論文もなければ査読もなく検証人数も十分ではない。そにようなものの行政がお墨付きを与える事に疑問
など、府知事の発言は確証もなく時期尚早であったとの見方が強いようです。
ですが、新型コロナという出口の見えない敵との戦いに不安な市民がこれに過剰とも言える反応をし今回の騒動につながってしまったという訳です。
ここで思い出して欲しいのですが、我々はこれと似たようなことを一度経験してますよね?
数ヶ月前にあったトイレットペーパー騒動です。
あの時もどこの誰が流したかがわからない
「トイレットペーパーは大半が中国産で今買っておかないと手に入らなくなる。」
と言った情報に飛びつきオイルショック時のようにトイレットペーパーの買い占めが起こりました。実際はトイレットペーパーは大半が国産で品切れの心配は全くなかった訳ですが。
「ネットのどこの誰がわからん奴と府知事を一緒にするな」
と言われそうですが根本的なところは変わらないと思います。
見出しにも書きましたがこの件の結論は
マスコミに踊らされるな
そして
情報を鵜呑みにするな
この二点に尽きると思います。
そもそも日本の報道番組は果たして報道と呼べるのか
昨今の報道番組を見てて思うのが
「そんなことどうでもいいだろ。」
と思う報道が増えたことです。
例えば
「芸能人の不倫」
「政治家の休日の様子」
一昔前だと
「NHKが夜のニュースでAKBの総選挙の結果を放送する」
なんてのもありました。
はっきり言って
『そんなこと放送してどーすんの?』
『もっと他に放送すべきことあるだろう。』
って感じです?
今はネットがあるんだからそう言った一部のマニアックなことが知りたい方はネットで見てください、というスタンスでもっと国民生活に関わることをやれよって話です。
また海外のニュース(BBCやニューヨークタイムスなど)では政治家や政府・行政のあり方についてバンバン批判してますが、日本のメディアはどうでしょう?
全く無いとは言いませんが、ほとんど見ません。
どの局のどの番組をつけても似たようなことばかり放送していて『取材の独自性』が全く感じられません。
このような日本の報道番組に果たして我々国民は信用するだけの価値を見出して良いのでしょうか?
私の答えは『NO』です。
ですので
全ての情報は一度疑ってみる
もしくは少し時間を置いて様子を見てから行動する
ということが必要不可欠だと思います。
自分の頭で考えるクセを
人間自分が気持ちが良い情報ほど深く考えることなく鵜呑みにしてしまいがちと言いますが、今一度先ず自分の頭で考えてみるということが必要になってきます。
情報化社会と言われる昨今であるからこそ
『常に疑問を持ち自分で考えて答えを出す』
ということが今後を生きて行くためにも必要なのでは無いでしょうか?
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。