ガッツの徒然日記

不定期で日々思ったことを徒然と書き綴ってます

#手取り14万円 と#インパール作戦 から考える働き方

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皆様こんにちは。ガッツ(@guts_0773)です。

最近YouTubeで一月万冊(https://www.youtube.com/c/yukoreadman)をよく見てるんですが、昨日の動画でインパール作戦についてやってたんですが、その内容が#手取り14万円の時の会社の酷さっぷりに通じる事が結構あったので、今日はインパールと#手取り14万円の時の会社との共通点についてお話ししたいと思います。

インパール作戦とは?

Wikipediaからの出典で申し訳ないですが

インパール作戦インパールさくせん、日本側作戦名:ウ号作戦〈ウごうさくせん〉)とは、第二次世界大戦大東亜戦争)のビルマ戦線において、1944年昭和19年)3月[3]帝国陸軍により開始、7月初旬まで継続された、援蒋ルートの遮断を戦略目的として、イギリス領インド帝国北東部の都市であるインパール攻略を目指した作戦のことである。作戦に参加したほとんどの日本兵が死亡したため、現在では「史上最悪の作戦」と言われている。

当初より軍内部でも慎重な意見があったものの、牟田口廉也中将の強硬な主張により作戦は決行された。兵站を無視し精神論を重視した杜撰な作戦により、多くの犠牲を出して歴史的敗北を喫したため、「無謀な作戦」の代名詞として、しばしば引用される。

Wikipediaより)

概要はこんな感じです。

この作戦の無謀っぷりが一月万冊で話されてましたので、内容を要約して補足すると

ビルマからイギリスの大補給基地のあったインパールまでのおよそ500Kmの道のりを行軍し、同基地を殲滅する作戦

・同基地から中国軍やビルマ反日ゲリラに物資補給がされているとされており、中国方面の日本軍の活動を進める為に立案された

ビルマからインパールまでに川幅600m、信濃川の10倍の流れの速さの川を徒歩で渡り、2000m級の山岳地帯を超えて、さらにジャングルを抜けなければならなかった

・食料については家畜を連れて行軍し道中で消費しながら進み、インパールについてからはイギリス軍との戦闘にて敵に勝ちその食料を奪い賄うと想定していた

・上記の道のりを超え、イギリス軍の基地を叩くまでに3週間でできると当時は想定していた

(一日40km進んだとして行軍に2週間、戦闘に1週間ほどと想定か?)

YouTubeチャンネル『一月万冊』

日本を滅亡に導くオリンピック・インパール作戦の精神根性論。コロナウイルス無視の突撃五輪。80年前から変わってない地獄のインパール作戦

より)

この時点で既に無謀な作戦である事がわかると思いますが、これが実行されました。

なぜ実行されたかというと、当時は軍の内部でも反対派が居ましたが前出の牟田口中将が

「できないという奴なんて日本人じゃない。臆病者だ。」

という精神論を元に反対派を罵倒しまくって黙らせ、押し通してしまった。

YouTubeチャンネル『一月万冊』

日本を滅亡に導くオリンピック・インパール作戦の精神根性論。コロナウイルス無視の突撃五輪。80年前から変わってない地獄のインパール作戦

より)

というのが一番の理由だそうです。

で、強行した結果どうなったかというと

・川越えの際に家畜の大半が流されてしまい、残った家畜も山越えができず、山越えの時点で食料が尽きる

・イギリス軍約4万人に対し日本は約10万人の兵力を送り込んだが、作戦が既に敵にバレておりイギリス軍は大砲等を準備し待ち構えていたのに対し、日本軍は食料もなく装備も単発式の歩兵銃くらいしかなかった為、装備の時点でも既に不利だった。

・戦争末期のため日本は航空支援も無かった。

・そんな状態でも撤退せず戦いを強行し、結果惨敗。しかし撤退せず数ヶ月戦い続ける。

・数ヶ月戦いようやく撤退するが、撤退時もジャングルと山を越え川を渡らねばならず、食料もなかった為餓死者が大量にでる。

・結局この戦いで10万の兵のうち1万人近くが戦死、2万人近くが餓死、4万人近くが傷病とされている。(生き残った兵士でもその後死亡した場合ここの死者数にカウントされないので、実際はこの作戦に参加した兵士の死者数はもっと多いとされている)

YouTubeチャンネル『一月万冊』

日本を滅亡に導くオリンピック・インパール作戦の精神根性論。コロナウイルス無視の突撃五輪。80年前から変わってない地獄のインパール作戦

より)

反対した将校が多くいたのがよくわかる惨敗っぷりです。兵力の無駄遣いも良いところです。

現代で言えば10万円の軍資金のみで大阪から東京まで2週間で歩いて行って、素手自衛隊駐屯地に殴り込みに行って勝ってこいと言うようなもんです。

そんな事ができるのは範馬勇次郎ぐらいなもんでしょう←。

で、ここで鍵になってくるのがWikipediaの引用の中にも登場した『牟田口中将』です。

牟田口中将の思考

一言で言ってしまえば典型定な根性論・大和魂の『精神論者』です。

先にも出てきましたが反対派を

「日本人じゃない。臆病者。」

と罵倒しまくって黙らせたという部分からもお解り頂けると思います。

またこの時の日本陸軍の思考の特徴として

・米英とまともに戦った事がなく、せいぜい大戦初期の戦意のない状態で戦った事ぐらいしか無かったので、敵の実力を正確に把握できておらず、敵を甘く見てしまい慢心してしまっていた

・上記の事もあって最悪の事態(撤退時)の想定を全くしない

・日本の陸軍の戦術として、人海戦術で多くの犠牲と引き換えに勝利を掴むことしかしてこなかった。そのため「進軍すれば何とかなる」という精神論で乗り切ろうとする。

・上記の理由から現地の兵隊のことは全く考えない。人命軽視、「代わりはいくらでも居る」という思想が根底にある。

無理だと分かっていてもやる、精神論でどうにかするという日本の悪しき伝統が染み付いていた

・一度決めてことは撤回しない。とにかく突き進む。

YouTubeチャンネル『一月万冊』

日本を滅亡に導くオリンピック・インパール作戦の精神根性論。コロナウイルス無視の突撃五輪。80年前から変わってない地獄のインパール作戦

より)

というものがあります。

極め付けが牟田口中将の下級将校の手記にあったとある言葉です。

 

インパール作戦がなかなか進まないときの会議で牟田口中将の参謀が打開策として言った言葉が

「あと5000人死ねば勝てるでしょう」

というものです。

(これは敵の話ではありません。

味方が5000人死ぬまで戦えば勝てるでしょう

という意味だそうです)

YouTubeチャンネル『一月万冊』

日本を滅亡に導くオリンピック・インパール作戦の精神根性論。コロナウイルス無視の突撃五輪。80年前から変わってない地獄のインパール作戦

より)

人命軽視どころのレベルではありません。もはや兵隊を作戦成功のためのコマ程度としか見ていないとしか思えません。

#手取り14万円時代の会社もそう変わらない

私のブログを初期から読んでいたいている方はここまで読んでいただいて薄々気づいているかと思いますが、私の#手取り14万円 時代の会社の対応と大差ありません。

特に赤字で書いた

・最悪の事態を想定しない

・代わりはいくらでもいると言う思想

・無理だと分かっていてもやる。精神論でどうにかすると言う日本の悪しき伝統

なんて部分はモロです。

詳しくは最初の方の記事を読んでいただければわかると思います。

あと私のいた会社であったのが

・一回決めた計画は何があっても曲げない

・冷静に物事の分析ができない

と言う部分です。

一回決めた計画は何があっても曲げない

とにかく一回立てた生産計画は現場から

『無理です』

と悲鳴が上がろうが何があろうが変更しません。

『連日残業してでもやり切れ』

と言う精神論も加わって、現場が犠牲になって間に合わせているような状態でした。

ちなみにそれを何とかやりきっても何もありません。

ただ粛々と次の計画が送られてくるだけです。

残業が多すぎて労基法にひっ掛かりそうになると調整が入って生産数の調整が入りますが、暫くして落ち着くとまた残業して無理しないとできない生産計画が飛んできます。

学習能力ゼロ。

過去に一切学ぼうとしません。

冷静に物事の分析ができない

あるとき取引先から一通のメールが届きました。

内容はとあるお客さんからの歓喜のメールで

『いつも各メーカーの有名職人のオーダー品しか買ってこなかった人が、貴社のモデルを店頭で試奏して衝撃を受けた。有名職人のオーダー品以外の量産品には満足のいくレベルのものがなかったため量産品は買わなかったが、貴社の製品を試奏して衝撃を受けた。量産品とは思えない出来だ。量産品に対する私の意識を変えた素晴らしい商品だ。』

と言うものでした。

要は

「今まで有名職人にオーダーしたものしか信用してなかったけど、お宅の商品を試奏して価値観が変わった」

と言うものでした。

これに対してうちの上層部は

『うちの会社の技術が有名職人にも匹敵すると認められたぞ』

とはしゃいでました。

ですがよく考えてみて下さい。

日本のみならず世界中のアーティストをみて、みんな有名メーカーの高級品ばかり使ってますか?

答えは『NO』です。

確かに有名メーカーの高級品使っている人もいますが、廉価版(お値打ちモデル)を使ってる人もいれば地方の小さな工房の商品を使ってる人もいます。

つまり値段以上にその人の音楽性に合うか、楽器の出す音が自分のフィーリングに合うかが最も重視されます。

おそらくこのメールを送ったお客さんにとって、うちの商品の音であったり演奏性等々がたまたまガッチリハマっただけだったのではないかと思われます。ただでさえ楽器というのは手作業が多いので同じ商品でも微妙な差が出てきます。かの有名なジミ・ヘンドリクスも、個体差があるからと楽器を買うときにお店の商品全て弾いて気に入ったものがあったら購入したという話もあります。

そう言った前例等も考えれば、たまたまこのお客さんのフィーリングにあったためだっていう回答も考えられると思うんですが、残念ながら上層部は褒められたことに浮かれてそこまでの考えは出来なかったようです。

「褒められたけど気を引き締めて頑張ろう」

と言う言葉は出てこず、ただただ浮かれて喜んでるだけでした。

ブラック企業インパール

ブラック企業というと賃金の未払いだったり長時間労働なんてのがよく言われますが、私はこのインパール作戦のように

・人命軽視

・未来を見通して物事を考えられない

・全てを最終的には精神論で押さえ込んでしまう

と言った

大日本帝国時代の軍部のような思想をいまだに持ち続けている企業

のことだと思います。

インパール作戦ブラック企業のやってることってそっくりです。

というか、根底にある部分は同じだと思います。

私がいた某楽器製造会社も根底にあるのは『精神論』と『人命軽視』だったと思います。

どう考えても従業員を大切にしようなんて気があるとは思えませんでしたから。

まぁ歴史は繰り返すとも言いますが、おそらく私の元勤め先も含めこんなインパール脳のブラック企業は遅かれ早かれ淘汰されていくでしょう。

我々はどうすべきか?

問題はそうなったときに我々はどう生きるかです。

私の答えは一人で生きていくことです。戦後すぐは会社なんかほとんどありませんでしたのでみんな個人で商売してましたが、おそらくそれと近い状態に近い将来なってくる可能性は十分にあると思います。そうなったら一人で何とかして生きていくしかありません。

いろんな方が言われてますが副業も解禁されたので、この期に一人でお金を稼ぐ力をつけておいた方がいいと思います。

私もうつ病が治ったらそっちの方向で動く気でいます。というか、現実的には私のようなアラフォーに求人はかなり少ない、厳しい状況です。あるかどうかわからない、あってもブラック企業かもしれないというリスクの付き纏う転職活動をするくらいなら、自分で商売した方が下手したらリスクいが低いかもしれません。

「勤める」以外の選択肢も考えるべき時代なのではないでしょうか?

 

長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

 

*今回のインパール作戦についてはYouTubeチャンネル『一月万冊』さんの動画を参考にさせていただきました。他にもニュースではやらない話題等も数多く扱ってますので、もし興味のあるかたがいましたらリンクを貼っておきますのでご覧下さい。

『日本を滅亡に導くオリンピック・インパール作戦の精神根性論。コロナウイルス無視の突撃五輪。80年前から変わってない地獄のインパール作戦。』

https://youtu.be/xGR6c6rHAhs

『一月万冊』 https://www.youtube.com/c/yukoreadman

(なおこれを書くにあたって、受け取っていません・・・・・・・一月万冊さんからは・・・・・・・一円も・・・・・・・)